視点; イランが公開した軍事分野の新たな成果
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イランが公開した軍事分野の新たな成果
イランは、各武装軍の抑止力強化を目的とした防衛分野での新たな3つの成果を公開しました。
イランのハーターミー国防軍需大臣の立会いの下、6日火曜に公開された3件の新たな成果は、最新鋭の誘導爆弾「ヤースィーン」、「バーラーバーン」、そして最新世代型光学スマート爆弾「ガーエム」です。
誘導爆弾の明白な特徴の1つは、それらが空中や水中など様々な条件下において、昼夜を問わず機能できることです。誘導システムを備えた爆弾は、搭載される前に標的に関する情報が組み込まれ、気候・視界条件に左右されません。
スマート爆弾「ガーエム」は、各種の無人機やヘリコプター、さらには戦闘機にも搭載が可能です。
誘導爆弾「ヤースィーン」は、50キロ以上離れた発射地点から、誘導された標的に向かって進み、これに命中することが可能です。
この種の爆弾の利点は無人機あるいは有人機のいずれにも搭載できること、システムの安全性が増すこと、そして短長距離圏内での作戦が実施できることが挙げられます。
さらに、誘導爆弾「バーラーバーン(ペルシャ語で鷹の一種の意)」には、誘導システムが装備されています。

イギリスの元外相を務めたジャック・ストロー氏は、最近上梓した著作において、イランに対する米トランプ政権の政策が功を奏さなかったことを強調し、「アメリカの対イラン制裁は何の成果にも至らないだろう」としています。また、同著の序文で次のように述べています。
「イランは、政治家や国際社会が外部から誤解しているより、はるかに大きく、また戦略的な位置づけにある。8000万人という総人口はイギリスよりも多く、ドイツの総人口にほぼ匹敵する。また、イランには膨大な炭酸水素が埋蔵されている。確かに近年、イラン経済は制裁の影響でやや後遅させられたが、驚異的な耐久力を有し、制裁によって多くの分野で自給自足を達成している」
イラン外務省内で同国ローハーニー大統領が行った演説も、この現実を如実に物語っています。
「イランとの和平は全ての和平の母であり、イランとの戦争は全ての戦争の母である。あなた方が真に安全を求め、また地域においてあなた方の国の兵士らが安全を望むなら、安全に対して安全がありうる。あなた方は我々の安全をかく乱する一方で、自らの安全を期待することはできない。平和に対して平和があるように、石油に対しても石油がある」
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