イランが、同国のタンカーの再拿捕を否定
8月 17, 2019 18:14 Asia/Tokyo
イラン航行・港湾機関のエスラーミー副長官が、同国のタンカー・グレース1が再び拿捕されたとする一部の報道を否定し、「問題のタンカーは拿捕を解かれた後は、地中海港湾へと向かう航路上にある」と語りました。
フランス通信は17日土曜、「アメリカの裁判所は同国政府の提訴に基づき、ジブラルタル海峡でのイランタンカーの拿捕命令を出した」と報じました。
エスラーミー副長官は17日、イルナー通信のインタビューで、「今回拿捕されたタンカーの名称を、グレース1からアドリアーン・ダルヤーに変更した」とし、「このタンカーの再拿捕は事実無根だ。イランのタンカーに新たな事案は発生していない」と説明しました。
イランのタンカー・グレース1は先月4日、EUの対シリア制裁に違反しているとの理由で英海兵隊によりジブラルタル海峡にて拿捕されました。
イギリスは今回の拿捕について、タンカーがシリアに向かおうとしていたことを根拠に挙げています。
しかし、スペイン政府は声明を発表し、イギリスのこの拿捕はアメリカの要請により行われたものとしました。
ジブラルタル最高裁は15日木曜、グレース1の拿捕期間延長というアメリカの正式な要請や圧力を押し切り、このタンカーの解放命令を出しました。
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