IAEA事務局長代行が、イラン原子力庁長官と会談
(last modified Sun, 08 Sep 2019 08:44:57 GMT )
9月 08, 2019 17:44 Asia/Tokyo
  • フェルータ事務局長代理とサーレヒー長官
    フェルータ事務局長代理とサーレヒー長官

IAEA国際原子力機関のフェルータ事務局長代行が8日日曜、テヘランでイラン原子力庁のサーレヒー長官と会談しました。

フェルータ事務局長代理は8日未明、イランの政府関係者との会談のためテヘラン入りしており、同日にはザリーフ外相とも会談を行う予定です。

今回の訪問は、イランによる核合意内の責務縮小の3段階目の実施と同時に実施されています。

アメリカは昨年5月8日、6カ国側の一員として2015年にイランとの間に成立した核合意から一方的に離脱しました。

イランは今年5月8日、アメリカの核合意離脱から1年が経過し、また、これによる経済面での影響緩和のためにヨーロッパが提案していた方策が功を奏していないことを確認したうえで、核合意第26項と36項に基づき、この合意に定められた自らの責務の一部の履行を停止する旨を表明しました。

イランはこれまで、2段階に渡る責務縮小措置において、ウラン濃縮度を3.67%以上に引き上げ、また濃縮ウランの備蓄量を増やしています。