アメリカ、「イランは核合意を遵守」

アメリカ国務省のトナー報道官が、「イランは核合意に基づいて取り決めを守っており、今アメリカはその取り決めを守るために、制裁に違反せずにイランと貿易を行う方法を外国に教えるべきだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、トナー報道官は、6日水曜、記者会見で、制裁解除の範囲とイランとの貿易に関して、外国やその企業を導くのはアメリカ政府の義務だとし、「これは制裁回避を教えることではない」としました。

さらに、アメリカは核合意の取り決めを守るとするケリー国務長官の発言について触れ、「イランが核合意を遵守しているように、アメリカも各国の政府、銀行、企業に制裁解除の範囲に関して相談する義務がある」と語りました。

イランとの金融協力の議論は、オバマ大統領がイランのドル取引の簡略化に向けた決定を発表した数日前から始まりました。

ケリー長官も、「イランはドルを利用する権利があり、アメリカ政府は、同国とアメリカの銀行のドル取引の可能性を作り出そうとしている。なぜならイランは核の取り決めを実行しているからだ」と述べています。