11月 06, 2019 20:33 Asia/Tokyo
  • イランが責務縮小の第4段階を開始
    イランが責務縮小の第4段階を開始

テヘランの南方にある核施設において6日水曜、イランは核合意の責務縮小の4段階目が開始されました。

イルナー通信によりますと、イラン原子力庁は公示において、「イランのローハーニー大統領及び国家安全保障最高評議会の命令により6日水曜、IAEA国際原子力機関の査察官の立会いのもと、六フッ化ウランおよそ2000kgを含む2800kgのシリンダーが、イラン中部ナタンズの濃縮施設からテヘラン南方のフォルド核施設に移された」と発表しました。

ローハーニー大統領

 

イランのローハーニー大統領は5日火曜、同国が核合意の責務縮小の4段階目に踏み切ることを発表し、「イランだけが一方的に核合意を遵守するわけにはいかない」と強調しました。

その上で、「今回の措置もこれまでの3段階同様、原状に戻すことが可能だ。核合意の相手側全員がそれぞれの責務履行に立ち返ったなら、イランも責務を履行する」と述べました。

2018年5月、米国は6カ国側の一員として2015年にイランとの間に結んだ核合意から一方的に離脱しました。

イランはこの出来事から1年後、ヨーロッパ側が米国によるイラン制裁の経済的な影響に対応できていないことを確認、その後、核合意が定める責務を段階的に停止してきました。

これまでイランが行ってきた縮小措置には、濃縮ウラン濃度の3.67%以上への引き上げ、貯蔵する濃縮ウランの増量、研究開発分野で制限されていた義務の撤廃等があります。

 

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