イラン外務省報道官、「人権の政治的利用、手段としての利用を拒否」
12月 11, 2019 03:51 Asia/Tokyo
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イラン外務省のムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表の声明に反応し、「イランは、ほかの独立諸国に対し人権を手段として、また政治的に利用することを拒否している」と語りました。
ボレル上級代表は8日日曜、干渉的な声明において、イランを人権侵害および、抗議者への暴力的な対応のかどで非難しています。
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ムーサヴィー報道官は、ボレル上級代表の声明に遺憾の意を示し、この声明を不当で偏った情報を発端としたものだとし、「民主体制であるイランにとって、人権の遵守は、一大原則であるとともに、わが国の国家安全保障上の必須事項だ」と強調しました。
また、「過去40年間におけるイランの行動も、人権の向上や人々の権利の維持に向けたイランの貢献を示すものであり、市民の抗議や集会の開催も、イランでは市民の権利として認知されている」と述べています。
さらに、「イランはEUに対し、EUの加盟国の一部や自らの同盟国における人権侵害、また核合意内の自らの責務の履行、そして人道に反するアメリカの一方的な制裁の影響によるイラン市民8000万人以上の人権侵害に真剣に注目するよう呼びかける」としました。

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