ロシア連邦安全保障会議書記、「アメリカはISISをアフガニスタンに移動させる」
12月 18, 2019 23:00 Asia/Tokyo
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ロシア連邦安全保障会議のパトルシェフ書記
ロシア連邦安全保障会議のパトルシェフ書記は、「アメリカはISISをアフガニスタンに移動させて支援するつもりだ」と語りました。
IRIB通信によりますと、ニコライ・パトルシェフ書記は18日水曜、テヘランで行われた地域安全会議において、アメリカのアフガン駐留に言及し、「アメリカは18年近くアフガニスタンに駐留し、この国の情勢不安を高め、アフガンの罪のない一般市民に血を流させる自らのやり方を続けている」と述べました。
また、「最新の推計では、2500~4000人のISISテロリストがアフガニスタンに存在する」と続けました。
同氏は、アフガニスタンでの麻薬生産量の増加は地域のテロリストの重要な資金源になっていると指摘し、「1年あたり約6億ドルが地域の麻薬生産・販売を通じてテロリストたちの手に渡っている」としました。
さらに、アメリカとタリバンの話し合いは、偏向で効果はないとして、「現状の打開策を探るため、タリバンとアフガニスタン政府の仲介者を入れない話し合いを始めるべきだ」と述べました。
第2回地域安全会議は、イラン、中国、インド、アフガニスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの安全保障の代表者や政府高官が参加して18日水曜に1日の会期でテヘランにて行われました。
イラン国家安全保障最高評議会が主催したこの会議では、アフガニスタンの諸問題とその国内のテロ組織との全面闘争をテーマに据えて議論がなされました。
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