イラン大統領、「米の対イラン制裁は誰の利益にもならない」
(last modified Fri, 20 Dec 2019 19:41:15 GMT )
12月 21, 2019 04:41 Asia/Tokyo
  • 日・イラン首脳会談
    日・イラン首脳会談

イランのローハーニー大統領が、「核合意から約束破りという形で離脱したアメリカの違法なやり方はアメリカのみならず、核合意のどの関係国の利益にもなっていない。これは制裁が関係者双方の敗北という運命しかもたらさないことを示した」と語りました。

安倍首相の正式な招待により日本を訪問中のローハーニー大統領は20日金曜、安倍首相と会談し、「全ての国は、国連安保理決議2231を守るべきだ」とし、「米国によるイラン制裁は、一種の経済テロとみなされる。テロ対策の道において活動する国はこの種の行為に対抗すべきだ」と述べました。

また、「イランは、自らの国益の確保という枠組みで核合意維持に全力を挙げてきた。今後も全力を尽くすつもりだ。だが、相手側にも責務を果たすよう求める」とし、「イランが、米国の核合意離脱およびヨーロッパ諸国の怠慢を確認した後、段階的な責務縮小に踏み切ったことは、あくまでも合意条項の枠組みにそったものだ」と強調しました。

さらに、「イランは常に、地域諸国や近隣諸国の協力や支援を得て、地域に平和と平穏を確立するよう努力してきた」と語りました。

一方の安倍首相も、ローハーニー大統領の日本訪問に喜びを表し、「わが国とイランの関係は90年目に入っている。近年における両国の要人の往来により、両国関係はこれまで以上に強化されている」と述べました。

そして、「日本は、様々な分野におけるイランとの協力拡大を決意している」と語りました。

 

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