イラン大統領の日本訪問
イラン大統領、「日本とマレーシアで極めて良好な合意が成立」
12月 22, 2019 16:15 Asia/Tokyo
日本とマレーシアの両首相の正式な招待によりこれらの国を訪問していたイランのローハーニー大統領が21日土曜、テヘランに戻りました。
ローハーニー大統領はテヘランに到着した際、「今回の日本・マレーシア訪問は、現状において重要なものだった」とし、「この2ヶ国で、極めて良好な合意が成立した」と述べています。
また、「わが国はこれまで90年間にわたり、友好国日本と緊密な政治的関係を有している」とし、「日本はアメリカの違法な制裁を打ち破ることに関して新たな提案を出しており、両国は今後ともこれに関して協議を継続することになった」としました。
さらに、安倍首相がイラン南東部チャーバハール港湾への投資の用意があると表明したことに触れ、「チャーバハール港湾から北部カスピ海にまで伸び、さらにそこからトルクメニスタン、イラン北東部インチェボルン、そして北西部の国境都市アースターラーにまで続く南北トランジット輸送の問題は、日本人にとって非常に重要だ」と語っています。
そして、マレーシアでのクアラルンプール・サミットの傍ら実施されたイラン、マレーシア、トルコ、カタールによる首脳会合に触れ、「この会合で、4カ国の協力にとって非常に素晴らしい合意が成立し、その結果そのほかの諸国にも、産業や先進技術の分野をはじめとする開発問題が呼びかけられた」と述べました。
最後に、「マレーシアのマハティール首相が、近い将来のイラン訪問の意向を示している」と表明しています。
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