12月 22, 2019 20:28 Asia/Tokyo
  • ヤルダーの夜を家族一同で祝う
    ヤルダーの夜を家族一同で祝う

イラン全国で、21日土曜夜、ヤルダーと呼ばれる冬至の夜を祝う伝統行事が行なわれ、家族や親戚がぞれぞれ共に集い、この夜を楽しく過ごしました。

ヤルダーの夜は、秋の最後の日に当たる12月21日、日没から冬の始まりに当たる22日の夜明けまでの時間を指し、イランでは「ヤルダーの夜=シャベヤルダー」として古来からの伝統にのっとった行事が各家庭で催されます。

この行事はイランに最も古くからある慣習の一つで、特別なナッツ、お菓子、様々な果物、特にザクロやスイカなどが食され、これらはいずれも恩恵、健康、豊富さ、喜びといった象徴的な意味を持ちます。

シャベヤルダーにはまた、家族の年長者による物語の語り聞かせ、イランの有名な叙事詩人フェルドウスィーの英雄叙事詩シャーナーメ(王書)の詩の朗誦、イランの14世紀の詩人ハーフェズの抒情詩による占いも行われます。

 
ヤルダーの夜 家族一同がこたつを囲む
祖父母の家に皆が集まってヤルダーの夜を祝う
こたつに入ってハーフェズ占いに興じる

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