12月 23, 2019 05:46 Asia/Tokyo
  • 訪日時の懇談会で演説するローハーニー大統領
    訪日時の懇談会で演説するローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、「日本の銀行に凍結されているイランの資産が凍結解除されることは、イランの権利だ」と語りました。

マレーシア、日本の両国首脳による正式な招待でこれらの国を訪問していたローハーニー大統領は21日土曜、テヘランに帰国しました。今回の訪問は今なおイランのメディアで報道されています。

イランの経済情報サイト・エクテサード24は22日日曜、「ローハーニー大統領は21日、東京を出発する前に日本政府の幹部関係者らと会談し、『日本政府は、我々がよりよい関係を維持できるよう努力し、日本の銀行にあるイランの資金が凍結解除され、我々が今の状況下でこれらの資金を使用できるよう計らってくれることを望む。これらの外貨は、米国が制裁を科す以前にイランが原油輸出で得た資金である。ゆえに、これらの資金がイランに返還されることは、我々の当然の権利である』と述べた」と伝えました。

また同大統領は、「我々にとって、イランと日本が古くからの友好関係を維持し、第3国にこの友好関係のかく乱を許さないようにすることは極めて重要だ」と述べ、さらに、「イランはこれまでどおり、日本や日本企業に対し門戸を開放している。日本企業は特に、イラン南東部チャーバハール港湾プロジェクトなど南部・東部地域と北部、西部市域を完全に接続する重要なプロジェクトに、より積極的に参画できる」と強調しました。

 

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