イラン国家安保評議会書記、「イランの最低限の報復のシナリオも、アメリカ史上に残る悪夢」
(last modified Tue, 07 Jan 2020 10:51:58 GMT )
1月 07, 2020 19:51 Asia/Tokyo
  • シャムハーニー書記
    シャムハーニー書記

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「わが国のソレイマーイー司令官のテロ暗殺の実行犯に対するイランの報復のシナリオは、最低限なものでもアメリカ史上に残る悪夢になる」と語りました。

IRIB通信によりますと、シャムハーニー書記は7日火曜、最近イラクで殉教したソレイマーニー司令官とその他の殉教者への復讐として考えられるイランの反応に関して、「これまでに、当評議会ではこれに関する13のシナリオが提起されているが、メディアに対しては当面、これ以上の情報は開示されない」と述べました。

また、「ソレイマーニー司令官のあだ討ち作戦は、1つの作戦といった枠組みで行われる予定ではない」とし、「抵抗の枢軸のすべてが、故ソレイマーニー司令官のあだ討ちを行うだろう」としました。

さらに、「イラン国境からごく近い距離にある、地域内の合計19箇所のアメリカ軍基地が、出動・臨戦態勢を整えている。イランは、これらの基地に配備される兵士の正確な人数や装備などのすべてを把握しており、ごく小さな動向・変化も逃さず監視している」と語りました。

そして、「アメリカは、イラン側の反撃に遭遇した場合、自らが大きな打撃を受けることを知っている」とし、「戦場(現場)からの最新情報によれば、それらの巡視・巡回の数が減少し、兵士らは主に各基地に集結させられている」と述べました。

同書記は最後に、アメリカがこうした戦略的な変化を不本意だと感じていると強調し、「アメリカ軍が自ら地域外に出て行きまっすぐ自国へ戻らないなら、イランは行動を起こし、彼らの遺体を地域外に引きずり出す」としました。

 

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