イラン外務省報道官、「地域でのイランの存在感と影響力は続く」
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、敵によるソレイマーニー司令官暗殺にはイランの地域における影響や存在を薄める意図があったとして、「地域でのイランの精神的な影響力と強固な存在感は続いていくだろう」と述べました。
ムーサヴィー報道官は22日水曜、あるラジオ番組において、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官暗殺について触れ、「故司令官を暗殺するというテロ行為は、取り返しのつかない損害を与えた。しかし、この殉教は膨大なエネルギーを世界に振り撒くことになった。世界中の様々な地域で、人々が自発的に、このテロ犯罪に対する非難をアメリカ大使館前などで行った」と語りました。
また、ソレイマーニー司令官と同行者たちの殉教のもたらした一番の結果は、イラク国民と政府が一体となって米駐留軍のイラク撤退を求めたことだとして、「イラク議会は、米軍撤退の要請を法的に可決したが、それはイラン国民と政府が支持しかつ地域全体の望んでいることでもあった」と述べました。
さらに、あらゆる情勢不安定、紛争、不和の原因が、外部による地域への干渉にあることを指摘し、「地域におけるアメリカと同盟国の駐留は、怨恨と戦争、流血をもたらしただけだった」と続けました。
イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は今月3日、イラク当局の公式招待によりイラクを訪問中、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官と同行の8人とともに、イラク・バグダッド空港近くでアメリカの侵略的テロリスト軍の空爆を受け、殉教しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj