イスラム
参加者のいないシャアバーン月15日の祝祭(写真・動画)
4月 08, 2020 18:27 Asia/Tokyo
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大勢の人々の参加するイスラム教行事=「シャアバーン月15日の祝祭」が、イラン各地で開催を見送られました。
現在イランでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、モスクなどで大勢の人々が集まる行為が禁止されています。
こうした中、“神によって来年1年間の人々の運命が記される夜”と預言者ムハンマドが語ったとされるシャアバーン月15日の祝賀行事が、今年はシーア派8代目イマーム・レザー廟(ホラーサーンラザビー州マシュハド市)、聖地ゴムにあるジャムキャラーン・モスク等、イスラムの聖地や宗教施設では行わないことが決定されました。
今年人々はテレビやインターネットの映像を通じて、この日を自宅で祝います。
イスラム暦1441年のシャアバーン月15日は、西暦では今年4月9日にあたります。この日はシーア派12代目イマーム・ マハディーの生誕日でもあります。
例年ならば、イランや世界のシーア派の人々は、イマーム・マハディー生誕日にはモスクなどの宗教施設に集まり様々な祝賀行事を行ない、飲み物や菓子が振舞われ、頌詩を朗詠して捧げるなど、盛大にこの日を祝います。しかし今年は、国内での新型コロナウイルス感染拡大により、人々が大勢参加する大規模行事を一切行わず、各自家庭で祝うよう発表されました。
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