イラン外相:「欧州軍はテロリスト扱い可能」/「対米交渉に真剣な根拠なし」
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アラーグチー・イラン外相が「わが国のイスラム革命防衛隊がテロ組織指定されたことで、欧州の軍隊をテロ集団リストに加えることができる」と語りました。
(last modified 2026-01-31T11:59:38+00:00 )
1月 31, 2026 20:25 Asia/Tokyo
  • イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
    イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相

アラーグチー・イラン外相が「わが国のイスラム革命防衛隊がテロ組織指定されたことで、欧州の軍隊をテロ集団リストに加えることができる」と語りました。

【ParsTodayイラン】セイイェド・アッバース・アラーグチー外相は30日金曜、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した後、米CNNトルコのインタビューに応じました。

アラグチ外相はCNNトルコのインタビューで、「真に実りある交渉のためには、まず脅迫と圧力の雰囲気を排除する必要があり、交渉の枠組み、内容、ルールについて合意が得られなければ進展は見込めない」と述べています。

アラーグチー外相は「トルコ首都アンカラ訪問中にエルドアン大統領の他、同国のハカン・フィダン外相と会談し、外交を通じた地域問題の解決策について意見交換を行った」とコメントしました。また「イランとシオニスト占領政権イスラエル間に発生した昨年6月の12日間戦争において、トルコから非常に建設的なアプローチが見られた」とし、「イランとトルコの両国民の間には非常に強い絆がある」と語っています。一方のエルドアン大統領も「外交を用いることは地域の利益になる。トルコもまた、地域における解決策の模索に努めており、我々はこうした努力を高く評価している」と述べました。

対米交渉に真剣な基盤は存在せず

アラーグチー外相は対米交渉の可能性に関しても、「現時点ではアメリカとの交渉に真剣な基盤は存在しない」と語りました。また「真に実りある交渉のためには、まず脅迫と圧力の雰囲気を払拭すべきだ」と強調し、「交渉の内容、形式、ルールについて共通の基盤を築かなければ進展は望めない」と述べています。さらに「米国はしばしば第三国を通じてイランとの交渉を試みる」と指摘するとともに、「イランは公正でバランスの取れた外交を行う用意がある」としました。その上で「交渉は独断で進めることはできない」と強調し、「相互尊重と対等な条件なしには公正な合意は不可能だ」と付け加えました。

攻撃が実施されれば強力に対応

アラーグチー外相は「昨年6月の攻撃がイランに多大な不安をもたらした」とし、「米国が真に外交を望むならば、この不安に対処すべきだ」と語りました。また、イランの防衛能力について言及し、「いかなる攻撃に対しても強力かつ断固たる対応で対処する」と強調しています。そして「昨年6月の攻撃は失敗に終わった。同様の状況が繰り返されれば同じ結果になる」とし、「もし攻撃が行われれば、我々は圧倒的かつ激しい、非常に強力な対応で対応する」と付け加えました。

イランの最優先事項は外交

アラーグチー外相は「イランの最優先事項はあくまで外交である」と改めて強調し、「理性と対話が勝利することを期待する」と語りました。また、地域の安全保障情勢と、起こり得るシナリオに対するイランの対応について述べ、イランには自国を防衛する能力があることを強調し、「我々は自国を防衛する能力を持っており、他のいかなる勢力も必要としない」と述べています。もっとも、防衛システムの更なる強化を示唆したものの、詳細は明らかにしませんでした。

あらゆる事態への備えあり

さらに、アラーグチー外相はイランを脅かす米海軍駆逐艦の地域駐留と軍事活動の活発化に関する問題について、「情報機関の報告を綿密に監視しており、あらゆる事態に備えている」と語りました。また「このプロセスにおいてはシオニスト政権イスラエルと同政権の選挙は決定的な要因ではない」と指摘し、「あらゆる事態に備えている」としています。

EUの立場表明が地域の緊張助長

アラーグチー外相はまた、IRGCイランイスラム革命防衛隊を「テロ組織」に指定するというEUの挑発的行為を強く批判し、この決定を「重大な戦略的誤り」だとしました。そして「革命防衛隊はイスラム国を名乗るテロ組織ISISやその他のテロ集団との戦いにおいて重要な役割を果たしている」とした上で、「欧州の立場は地域の緊張を緩和するどころか、逆に激化させるだけだ」と指摘しました。さらに「こうした動きに対し、我々はイラン国会を通じて欧州軍をテロ組織のリストに掲載することもできると言わざるを得ない」と語っています。そして最後に「欧州の行動は地域の緊張を緩和するものではない。今日、地域諸国は地域の繁栄と平和のために尽力しているが、彼らはいずれも欧州ではなく、地域諸国である。欧州は火に油を注いでいるに過ぎない」と結びました。


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