イラン国防軍需相、「米軍のペルシャ湾駐留の結果は情勢不安」
4月 18, 2020 04:26 Asia/Tokyo
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ハータミー大臣
イランのハータミー国防軍需大臣が、ペルシャ湾で最近イラン艦艇がアメリカ艦船に異常接近したとする事件に反応し、「アメリカ軍がペルシャ湾に侵略行為として違法に駐留すれば、それは情勢不安につながる」と語りました。
ハータミー大臣は17日金曜、イラン暦に定められている「イスラム共和国軍の日」にちなんだ式典の傍ら、「ペルシャ湾地域の情勢不安の引き金となるのは事実上、地域から遠く離れたところからやってきて、我々の国境付近に陣取り、荒唐無稽な主張をしているアメリカの違法な侵略的駐留である」と述べています。
また、「我々は自宅に居るのであって、彼らははるか海の向こうからやってきて、制裁や脅迫により地域諸国にとっての問題を生み出している」としました。
西アジアなどを管轄するCENTCOM米中央軍が15日水曜、声明を発表し、「複数隻のイラン艦船が、ペルシャ湾に駐留している米戦艦に異常接近した」と表明しました。
これ以前にも、アメリカ軍の戦闘機1機が、イラン領空への侵入を試みましたが、イラン対空防衛部隊の警告により進路を変更し、その場から立ち去っています。
イランの各武装軍は、これまでに何度もアメリカの政府関係者に対し、「たとえわずかでも食指を動かして、イランの治安に悪意ある行動をとれば、イラン側からもっともきつい反発を受けるだろう」として警告しています。
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