イランの石油化学産業の年間生産量 この1年で25万トン増産
4月 25, 2020 19:43 Asia/Tokyo
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イランの石油化学産業
イランのアルヴァンド石油化学会社の最高経営責任者(CEO)は、過去1年間で同社の未稼働だった部門が稼働を始めたことを指摘し、「これにより、イランの石油化学産業の年間生産量に25万トンが追加された」と述べました。
アルヴァンド石油化学会社のネシャーンザーデCEOは、23日土曜のテレビ会議形式の記者会見の席上で、同社が世界最大の塩素関連チェーン工場の1つであることを強調し、「世界の塩素生産量の約1%を当社が生産している」と語りました。
ネシャーンザーデ氏は、世界のPVC産業の57%は西アジアが担っているとし、「その27%は当社によるものだ」と語りました。
また、様々な産業で使用される戦略的製品の水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)もアルヴァンド社が生産しているとし、「イランは現在、水酸化ナトリウムの国内需要を満たすにとどまらず、輸出国の1つになっている」と強調しました。
アルヴァンド石油化学会社は、国内および海外市場で化学およびその基幹産業の原料を供給する目的で、イラン南西部フーゼスターン州に設立されました。
イランは年間約1億トンの石油化学製品の生産能力を有し、未完成のプロジェクトが操業を開始すれば、生産能力は1億3,000万トン以上に増加します。
石油化学製品の輸出を通じて、年間170億ドルを超える外貨がイランの経済に投入されています。
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