世界におけるイランの位置づけ(39)
世界における亜鉛生産量の順位
7月 21, 2020 19:09 Asia/Tokyo
皆さまは、イランが亜鉛の生産量で世界第16位であることをご存知でしょうか?
亜鉛は、自然界に存在する鉱物のひとつであり、ロシアの化学者メンデレーエフ作成の元素周期表では原子番号30の金属元素とされています。亜鉛は、世界で主にアメリカ、オーストラリア、アジアで採掘され、表面は通常青みがかった白色をしており、空気中の湿度により黒く変色、また燃焼時には緑色に発光します。この金属は、世界で鉄、アルミニウム、銅に次いで広く利用されています
世界市場で必要とされている亜鉛の量は1450万トンとされ、世界最大の供給国である中国の生産量は、第2位のペルーを2倍以上引き離しています。これら2カ国に続く生産国は、オーストラリアとアメリカです。
イランは2013年から2017年まで、総計10億7300万ドルの亜鉛を輸出しました。2017年の亜鉛塊の輸出量は3億200万ドル相当に上り、世界全体の1.6%にあたる第15位でした。イランはアジアにおいても、中国、インド、カザフスタンに次いで第4位の亜鉛生産国となっています。
ヤズド州のマフディーアーバード鉱山は、イラン国内でザンジャーン州アングーラーン鉱山に次ぐ鉛と亜鉛の産地であり、亜鉛およそ2億8000万トン、鉛・銀・重晶石1億2000万トンの埋蔵量を誇っています。
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