イラン外相「米政府には国際社会の将来について明確なビジョンが欠如」
-
ザリーフ外相
イランのザリーフ外相は、多国間主義に危害を加えようとする米国政府の工作に言及し、「米政府は国際社会の将来について明確なビジョンをまったく持ち合わせていない」と強調しました。
ザリーフ外相は、12日水曜発行のデイリー・オンラインに掲載された記事の中で、「米国の現政権は、法の支配を唱えるすべての人々を盲目的に攻撃するばかりで、自国での新型コロナウイルスへの誤った管理や自国外での平和と安定を弱体化させることを除き、真の計画をまったく持ち合わせていない」と語りました。
そして、米国が2018年5月にイラン核合意を離脱したことを指摘し、「米国は、自らもその成立に係わった拘束力のある決議に違反しただけでなく、その決議を規定通りに実施して国際法を遵守した政府や企業を罰するという、国連史上初の政府だ」と批判しました。
また、国連安保理決議2231はイラン核合意を国際法と同様のものとして規定していることを強調し、「米国は2018年に自らが離脱した決議そのものの規定を誤まって解釈することにより、最終的には決議の破棄を望んでいる」と述べました。
ザリーフ外相は、米国による非常に破壊的な行動は、国連全体の構造を標的にしていると指摘し、「安保理があるメンバーを苛むことにより、自らが決定した決議を破棄することを余儀なくされれば、実際問題として、国際社会の多国間主義の成果が何世代も前へと逆行するのを目にすることになるだろう」と強調しました。
さらに、「来るべき重要な近い将来に、安保理メンバーは、米政権が21世紀の外交的成功を破壊する最後のあがきに等しい選挙運動を阻止して、その過程で多国間主義と国際法に残されたものが破壊されるのを許さないだろう」との確信を述べました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj