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イラン西部ロレスターン州・シェキャステ橋、世界で唯一の石造りの古代橋梁
10月 11, 2020 17:02 Asia/Tokyo
イラン西部ロレスターン州の中心都市ホッラマーバードには、シャキャステ橋と呼ばれる、世界で随一の完全な石造りの古代橋梁が存在します。シェキャステというのは、ペルシャ語で「壊れている」ことを意味します。
このこの古代の橋は、別名シャープールの橋とも呼ばれていますが、これは、この橋がサーサーン朝のシャープール王の時代に造られたことによります。
この橋は全長が300m以上、高さ10.75mにもおよび、イラン最大の石橋とされています。
シェキャステ橋は、イランの軍隊や隊商らがイラン南部スーサ(シューシュ)地方から西部ヘグマターネ(エクバターン)地方に向かうための通行ルートとして建設され、現在ではイランの国有遺産に登録されています。
この橋梁はサーサーン朝時代の建築の大傑作の1つとされ、ホッラマーバード市内南部にあるファラコルアフラーク城砦の南側に位置しており、現在では水の通り口であるいくつかのアーチ状の開口部だけが残ったままとなっています。
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