11月 14, 2020 19:12 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のハティーブザーデ報道官
    イラン外務省のハティーブザーデ報道官

イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、イラン国内においてテロ組織アルカイダ幹部1人が暗殺されたと主張する一部報道を否定し、「イランにはいかなるアルカイダ関係者も存在しない」と反論しました。

複数の米情報機関関係者は、米ニューヨークタイムズ紙とのインタビューで、「アルカイダでナンバー2とされる人物と、故ビンラディン容疑者の息子の未亡人は、3ヵ月前にイラン・テヘランにおいて、米国の指令を受けたシオニスト政権イスラエルの工作員により暗殺された」と主張しました。

ハティーブザーデ報道官は14日土曜、イラン国内でのアルカイダ幹部暗殺を主張する米のニューヨークタイムズ紙や一部のイスラエル情報筋などの報道に関して質問した記者らに対し、「テロ組織アルカイダは、米国および同国と同盟関係にある地域諸国が生み出したものだ」と述べました。

続けて、「米政府やシオニスト政権イスラエルは、アルカイダやその他の地域内のテロ組織による犯罪行為の責任から免れようと、頻繁に虚言やマスコミへの虚偽情報を流すことで、これらのテロ組織と繋がりがあるイメージをイランに植え付けようと努めている」と説明しました。

また、アメリカによる反イラン的アプローチについて言及し、「米国が過去にもイランに対する虚構の非難という方策をおざなりにしてこなかったにしても、この類のアプローチは現政権で、恒常的な流れへと変化した。ホワイトハウスはこのような非難を繰り返すことで、イラン恐怖症を煽る計画をこれまで以上に押し進めようとしている」と述べました。

そして、「このような非難は疑いなく、イランの人々に対する全面的な経済・情報・心理戦という枠組みで行われている。報道機関は、反イランという目的をもったホワイトハウスの嘘を流布する場と化すべきではない」として、米報道各社に対し、アメリカやシオニスト政権イスラエルの関係者によるハリウッド映画のシナリオまがいの罠にはまらないよう、勧告しました。

 

 

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