核科学者暗殺
イラン原子力庁、「核科学者たちは国力増強の道を力強く進む」
イラン原子力庁が、同国の核科学者シャフリヤーリー氏暗殺から10年目を迎えたことに触れ、「イスラム共和国体制の戦略に基づいた核産業に関わる科学者たちは、国力増強の道を力強く進んでいる」と強調しました。
イラン・テヘランにあるシャヒード・ベヘシュティー大学で核科学・テクノロジーの教鞭を取っていたマジード・シャフリヤーリー教授は、2010年11月29日、アメリカ及びシオニスト政権イスラエルと繋がった者の指示によるテロ攻撃を受け、暗殺されました。
イラン原子力庁は28日土曜、ツイッターにおいて、「2010年11月29日は、イラン核産業において20%ウラン濃縮の基礎を築いた理論家・シャフリヤーリー氏をテロ攻撃で暗殺するという、我が国の敵が行った惰弱な行為を思い起こす日である」と表明しました。
このメッセージではさらに、世界で尊大にふるまっている者たちに向けて、「イスラム共和国体制の戦略、および名誉、知恵、最善という3原則に基づいた核産業に関わる科学者たちは、国力増強の道を倍加した強さで辿るだろう。偉大な殉教者・シャフリヤーリー氏や、暗殺によりかけがえのない命を奪われたその他の者たちの歩んできた道は、この先も続いていく」と強調しました。
イラン国民の敵は2010年から2012年にかけて、モスタファー・アフマディーロウシャン氏、マスウード・アリーモハンマディー氏、マジード・シャフリヤーリー氏、ダーリユーシュ・レザーイーネジャード氏という4人の傑出したイラン人核研究者を、テロ攻撃により殺害しています。
武装テロリスト因子らは今月27日金曜にも、イラン国防軍需省研究開発機構の長官を務めていた核科学者のモフセン・ファフリーザーデ氏の乗った車を攻撃し、同氏は殉教しました。
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