イラン政府報道官、「米国と欧州の核合意加盟国が責務を履行する機会は非常に限られている」
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ラビーイー・イラン政府報道官が、「我々は当面は、対米協議の計画はない」とし、「アメリカのみならず、ヨーロッパの核合意加盟国にとっても、その責務履行機会の窓は非常に限られている」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
1月 27, 2021 03:15 Asia/Tokyo
  • ラビーイー報道官
    ラビーイー報道官

ラビーイー・イラン政府報道官が、「我々は当面は、対米協議の計画はない」とし、「アメリカのみならず、ヨーロッパの核合意加盟国にとっても、その責務履行機会の窓は非常に限られている」と語りました。

ラビーイー報道官は26日火曜、記者会見し、「わが国は現在のところ、アメリカ新政権との接触や連絡・やり取りは一切行っていない」とし、「イランは、自らの責務履行復帰や違法な制裁を解除する方法について、米国政府の公式の立場を待っている状態にある」と述べています。

また、「問題が複雑化する前にアメリカ政府は誠実さを示し、信頼を構築するために実際的な措置と決定を下すべきだ」としました。

さらに、IAEA国際原子力機関の査察官による核施設へのアクセスの期限に関しても、「追加議定書関連の査察官を制限する最初のステップは、2月に始まるだろう」と語っています。

そして、「セーフガード協定に基づく査察は継続されることになる。査察と監視カメラのほとんどはセーフガード協定に関係しており、これまでどおり継続されるだろう」と述べました。

続けて、対イラン関係をめぐるサウジアラビア外相の最近の表明に関しても、「イランは、サウジ外相がイランと交流・協力したいとする意向を歓迎する。だが我々から見て、地域での友好関係拡大というイランの以前の計画に対するサウジのアプローチは不十分である」としています。

最後に、「地域外の国々の支援に望みをかけても、いずれの国にも安全と権力はもたらされない」とし、「サウジアラビアが、友好的な交流の要件を順守し、善意を示すべく、建設的な交流開始の本当の意志を反映する、より適切な慣習を使用するよう希望する」と結びました。

 

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