4月 30, 2016 22:23 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、EU諸国との協力拡大の用意を表明

イラン大統領が、ベルギー上院議長と会談する中で、イランはベルギーをはじめとするEU諸国と協力を拡大する用意があると語りました。

イランのローハーニー大統領は、30日土曜、ベルギーのデフレーニュ上院議長とテヘランで会談し、「イランはベルギーをはじめとするEU諸国との、二国間、地域的、国際的関係を拡大する用意がある」と述べました。

ローハーニー大統領は、また、「イランとベルギーは、制裁後の機会の中で、二国間の経済・貿易協力を拡大するための潜在的な可能性を活用すべきだ」と語りました。

さらに、テロは世界の大きな問題だとして、「テロの資金源や文化的な根源とともに、貧困や教育の問題、差別、他国に対する大国の干渉も、テロの基本的な根源となっている」と強調しました。

ローハーニー大統領は、EUのテロ対策の遅さを批判し、「アフガニスタン、イラク、シリアでのテロの拡大に対して、ヨーロッパが無関心であったことから、テロの炎はヨーロッパにまで及んだ」と述べました。

デフレーニュ上院議長も、ベルギーはさまざまな分野でイランとの関係を拡大したいと考えているとしました。

デフレーニュ議長はまた、テロ対策に関するイランの立場を評価し、イランは地域の安定の要因として、テロ対策において重要な役割を果たすことができ、これに関して、ベルギーはイランとともにあると強調しました。

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