イランの発展に果たした、教育者の重要な役割
1日日曜は、イランでは同国の思想家モルテザー・モタッハリー師の殉教記念日に当たり、これにちなんで1週間にわたり教育関係者を尊ぶイベントが開始されます。
モッラーイー解説員
モタッハリー師は、見識のあるイスラム学者であり、また有力な哲学者として有識者の間で敬愛されていましたが、1979年5月2日、イランの反体制テロ組織モナーフェギンにより暗殺され、殉教しました。これを受けて、イランの暦ではこの日を「教師の日」に制定しています。
当時テヘラン南方の聖地ゴムの神学校にて学問に勤しんでいたモタッハリー師は、学問的なテーマに加えて、旧パフラヴィー政権と闘争し政治活動にも力を入れていました。彼はまた、イスラム革命運動の開始当初から、この運動の活動家、そしてイランイスラム共和国の建国者ホメイニー師の側近の1人とみなされていました。モタッハリー師の特徴として、イスラムに精通していたこと、そして当時の社会、文化、政治に関する問題を見極めていたことが挙げられます。
「教育者を尊ぶ週間」は、モタッハリー師を偲ぶとともに、国家の発展や繁栄に教師がこの上ない重要な役割を果たしていることから、すべての人々が教育関係者への感謝の意を表明するために相応しいチャンスです。
イランのローハーニー大統領は、「教師の日」に際して祝辞を述べるとともに、「教育者は、宗教を伴った生活の道を我々に示した」と語りました。また、イランのファーニー教育大臣もメッセージにおいて、「教師の日にちなんだイベントを行うことは、象徴的な措置であり、これによって政府と国民は教育の質の向上、教師への支援計画のレベルの向上、未来の世界を創造する中心としての教育機関への投資に、より積極的、本格的に参加するようになる」と述べています。また、教師の日に当たっての祝辞を述べ、モタッハリー師への思いを述べるとともに、「イラン全国の教育関係者の尽力により、抵抗経済、行動と実行と名づけられた今年において、これまで以上に教育の分野での更なる進歩と発展が実現されるよう希望する」としました。
教育者の努力に感謝する上で、シーア派初代イマーム・アリーは、「私に一言何かを教えてくれる人は、私を自らの僕とした」と語っています。教育職は職業ではなく、芸術、愛、優しさ、自己献身です。教育者は、愛情を写し出す鏡であり、そのメッセージは生活の道しるべとなる灯りなのです。すなわち、教師は考えることや忍耐、忠誠心を児童生徒に教育しています。「教師の日」は、歴史を通して教育の現場において愛情、自己献身を示した、清らかで情愛に満ちた人々の偉大さを思い起こす日なのです。