イラン外相、「核合意における犯罪者と犠牲者の立ち位置が変わるべきではない」
(last modified Fri, 26 Mar 2021 07:40:18 GMT )
3月 26, 2021 16:40 Asia/Tokyo
  • ザリーフ・イラン外相
    ザリーフ・イラン外相

ザリーフ・イラン外相がブリンケン米国務長官に対し、「核合意における犯罪者と犠牲者の立ち位置が変わるべきではない」として通告しました。

ザリーフ外相は25日木曜、ツイッター上で核合意に対する最近のブリンケン長官の立場表明に反応し、「核合意復活のためになされるべきことに関して、その犠牲者と犯罪者の立ち位置を置き超えるべく大規模な歪曲・捏造が行われてきた」と述べています。

ブリンケン長官は最近、核合意に署名したヨーロッパ3カ国の外相らと会談した後、「核合意を復活させるため、ボールはイラン側のコートにある。行動を起こすべきはイランだ」とし、「アメリカは核合意の将来に関してヨーロッパと同じ見解を有しており、イランは協力しない道を選んだ」としました。

これに関して、ハティーブザーデ・イラン外務省報道官は同日、ツイッター上で揶揄的な表現を用い、「表面的には、外交はポンペオ前米国務長官の方式をそのまま踏襲することになっているようだ」と表明しています。

また、「他国に強要するという米国の行動は、トランプ前大統領で始まったのでもなく、また彼の時代以後に終わることもない」と語りました。

そして、ヨーロッパの関係国に対し、「ここら辺で少々、心と勇気を使うべきだ」と述べています。

 

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