イラン国会議長、「ナタンズ核施設へのテロ攻撃には報復必要」
(last modified Sun, 18 Apr 2021 07:38:41 GMT )
4月 18, 2021 16:38 Asia/Tokyo
  • イラン国会のガーリーバーフ議長
    イラン国会のガーリーバーフ議長

イラン国会のガーリーバーフ議長が、「ナタンズ核施設へのテロ攻撃には必ず報復が必要であり、それは適切な時に実施されるだろう」と強調しました。

メフル通信によりますと、ガーリーバーフ議長は18日日曜、議会の公開会議の冒頭で、イラン中部ナタンズにある核施設において濃縮度60%のウラン製造が開始されたことに触れ、「このウラン濃縮作業は、イランの核産業が今や輸入品に頼らない国内産業となっていることを、敵に対してはっきりさせた」と述べました。

そして、「敵はナタンズでの破壊工作により、協議におけるイランの立場を弱めようと画策した。しかし、協議者らが全制裁の解除のために利用できるよう、核産業の封印が壊されることになった」と続けました。

IAEA国際原子力機関は17日土曜、報告においてイラン・ナタンズ核施設での濃縮度60%のウラン製造を確認しました。

イランは今月13日、先日起きたナタンズ核施設への破壊行為に対する対抗措置として、同施設での濃縮度60%でのウラン製造開始に踏み切りました。

 

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