核合意、イランと各国の関係拡大に向けた機会
May 04, 2016 21:57 Asia/Tokyo
核合意の実行を受け、イランはヨーロッパやアジアの経済・貿易使節団の往来、外交の中心となっています。
イラン政府のノウバフト報道官によりますと、核合意の包括的共同行動計画の実施後、16の貿易使節団が、契約締結のためにイランを訪問し、この3ヶ月、8人の大統領、5人の首相、3人の国会議長、14人の外務大臣がイランを訪問した、ということです。
最近では、韓国の大統領とマレーシアの外務大臣がイランを訪問し、イランの責任者と会談しました。
イランのローハーニー大統領は3日火曜夕方、マレーシアのアニファ・アマン外務大臣と会談し、「イランは常に両国の経済、科学、文化関係の強化と拡大、人々の往来の簡略化を歓迎している」と強調しました。
マレーシアの外務大臣はテヘランで、イランのザンゲネ石油大臣とも会談しました。ザンゲネ大臣はこの会談の後、記者会見で、「マレーシアへのイランの石油輸出はまだ始まっていないが、マレーシアに協力とその拡大に向け、短期間商業活動を政策に入れるのがよいと提案した」と述べました。
イラン石油省のサイトによりますと、マレーシアの石油・天然ガス会社は、およそ20年前からフランスのトタルとイランの南パールスガス田のフェーズ2、3の開発に関わってきたが、制裁によりイランから撤退したということです。
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