パレスチナ問題を思い起こす「世界ゴッツの日」
(last modified Thu, 06 May 2021 10:09:16 GMT )
May 06, 2021 19:09 Asia/Tokyo
  • 世界ゴッツの日
    世界ゴッツの日

イランの首都テヘランから南方にある聖地ゴムでオンライン形式により開催された第2回国際ゴッツ会議(The 2nd International Holy Quds Congress)において、世界のイスラム諸国やフランス、アルゼンチン、チリ、イギリス、カナダなどの様々な国々の学者や文化人が演説を行いました。

イスラムの断食月・ラマザーン月の最終金曜日は、イランイスラム革命の創始者ホメイニー師によって、「世界ゴッツの日」に制定されています。

今年は5月7日がこの日にあたります。

イラク・イスラム教学者団体のShaykh Khaled al-Mulla代表は、会議2日目にあたる5日水曜、「世界ゴッツの日を宣言する目的は、パレスチナの理想と虐げられたパレスチナ人たちの救済に焦点をあてている」と述べました。

クウェートの国家イスラム連合のSheikh “Hussein Matuq事務局長も、シオニスト政権イスラエルの滅亡は近いとして、「抵抗の枢軸の成功は、イスラエルの傭兵やアラブの首領が裏の顔をさらけ出して、抵抗戦線に対する統一戦線を形成するもととなった」と述べました。

トルコのアフルベイト・イスラム教学者団体のKadir Akaras代表は、「今日、イエメン、イラク、シリアの全ての抵抗戦線は、精緻なミサイルを多く有している」としました。

そして、「地域における情勢不安、貧困、様々な人種や宗派の間の衝突、数々の戦争の勃発は、この地域でのイスラエルの違法な存在に起因している」と続けました。

同じくトルコのAKP公正発展党のTemel Karamollaoğlu事務局長は、「我々は、イスラエルや米国、さらに他のどの国にも、パレスチナ国内であろうと西アジア地域内であろうと、決して圧政を行うことを許さない」と強調し、「地域の全てのイスラム教徒およびイスラム諸国は、互いの傍によりそい、敵が圧政を行えないように強く立ち向かわなくてはならない」としました。

レバノン・イスラム教学者団体のMaher Hamud代表も、イスラムの全ての地にあるイスラム抵抗戦線は、ほどなく聖地において簒奪者であるシオニスト政権の終焉を描き出すだろうとして、「世界ゴッツの日は、世界の自由を求める人々の、聖地解放とそこにあるアクサ―・モスクでの礼拝実施に向けた努力を集めてまとめるための起点となる」と述べました。

 

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