May 25, 2021 05:05 Asia/Tokyo
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イラン国家安全保障最高評議会が、オーストリア・ウィーンでの協議の進展と成果達成のために必要な機会を与えるため、IAEA国際原子力機関との合意を1ヶ月延長するとしました。

ファールス通信によりますと、イラン国家安全保障最高評議会は24日月曜、追加議定書の自発的な実施の停止に関するIAEAとイランの共同声明の期限が満了することに関して、同日に当たるイラン暦1400年ホルダード月3日に、イランの核施設に設置された監視カメラに収録されたデータを維持に関する3か月の機会が終了することに触れ、「当評議会は、わが国の国会の承認した法に基づく、イラン側からの追加議定書の自発的な実施のさらなる停止を強調するとともに、ウィーンでの協議と平行して、イランとIAEAの間の規約問題の解決をめぐる技術的協議が実施中であることに注目し、監視カメラのデータの保管を、同日からさらに1ヶ月間保存しておくことを決定した」と表明しています。

イラン国家安全保障最高評議会は、この措置を、ウィーンでの協議が進展し成果にいたるために必要な機会を作るためのものだとしました。

イランは今年2月23日、国会で可決されていた法案の実施に照らして、IAEA規約を超える監視の受け入れや、追加議定書の自発的な実施を停止していました。

イランとIAEAは、追加議定書の実施の停止前に、イラン国内の8つの核施設に設置されていた監視カメラの収録情報を3ヶ月間保管し、イランと核合意相手国の間で合意が成立しなかった場合には、これらの収録情報を消去することで合意していました。

 

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