IAEA事務局長、「イラン核施設への当機関のアクセスは大きく制限」
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IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、同機関とイランが結んだ合意は恒久的な解決方法ではないことを強調し、「現時点で、イラン核施設への当機関のアクセスは大きく制限されている」としました。
グロッシ事務局長は、独立系ニュースサイト「PassBlue」とのインタビューにおいて、イランとIAEAの技術的合意の期限が今月24日に迫っていることに言及し、「この合意を、イランの核計画に対する適切な検証アプローチの選択肢として利用することはできない」と述べました。
そして、「私は再度、イラン側の関係者と連絡を取り、彼らに『オンラインもしくは対面の話し合いの席に着かなければならない』と呼びかけるつもりだ。もし今月24日がこの道の終わりならば、我々はイランの核施設内に設置された監視カメラによる録画情報の削除から始まる、一連の作業を行わねばならない。その際には、カメラなどの備品が当機関の所有であるため、我々の立会いの下に適切な方法がとられることになる」と説明しました。
イランは今年2月23日、国会で可決された法律を施行するために、IAEAセーフガード外の監視と追加議定書の自主的な実施を一時停止しました。
イランとIAEAは、追加議定書の自主的実施を停止する前に、イラン国内の8つの施設や建物に設置された監視カメラのデータ情報を一定期間保存し、イランと核合意参加諸国の間で合意が得られなかった場合はそれらの情報を消去することで、合意に達していました。
核合意参加諸国の外交関係者らは、アメリカが前トランプ政権時代に離脱したこの合意を復活させるため、この1ヶ月の間にも繰り返しオーストリア・ウィーンに集まり、協議を続けています。
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