イラン外務省報道官、「イランとIAEAの合意可否は未定」
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、イランと国際原子力機関(IAEA)との間での合意可否、また協力関係の継続可否についてはまだ何も決まっていないと述べました。
イルナー通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は28日月曜の定例記者会見で、イランとIAEAの合意延長の可能性について、「いまは相手側が政治的決断をする時だ」と語りました。
同報道官はまた、イラン国営放送関連のウェブサイトがアメリカによって閉鎖されたことに関し、「この問題は、イランのような国々からの独立した声を目の当たりにしたアメリカがなすすべもなくなり、表現の自由に関する彼らの偽りの二重基準のあらわれである」と語りました。
また、イラクの旧バアス党政権がイラン北西部サルダシュトに化学兵器攻撃を加えた事件から34年になるのにあたって、「この日は歴史において、人権を叫ぶ偽善者にとって恥ずべき日として永久に残り続けるだろう」と述べました。
さらに、アフガニスタン情勢についてのイランと周辺各国との協議については、「アフガニスタン問題は常にこの地域やイランと諸外国の関係において語られてきたが、アフガニスタンの将来は同国内で決められるべきだ。いかなる国もアフガニスタンの将来について決定を下すことはできない」としました。
カナダで先住民族児童の集団遺骨が発見されたことについては、「カナダ政府がこの犯罪の責任をカトリック教会になすりつけようとしていることは、同政府がいまだに自身の最終的責任を受け入れず、先住民族や国際社会の不安を取り除くための行動をとっていないことを示している」と語りました。
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