視点
英政治評論家、「バイデン政権の制裁解除の遅れにより核合意復活の機会が激減」
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ウィーン議会
イギリスの政治評論家クリス・ナインハム氏が、「バイデン米政権がイランに対する制裁解除や最大限の圧力行使の停止に遅れをとったことから、オーストリア・ウィーンでの核交渉の成功のチャンスが激減した」との見方を示しました。
イルナー通信によりますと、イギリス最大の反戦連の幹部メンバーでもあるナインハム氏は、「米国が一方的に核合意から離脱したことに注目すれば、この合意の復活は常にアメリカによる信頼構築を必要としてきた。しかし、米国はこれまで核合意復帰に向けた措置の実施を渋っている」と述べています。
IAEA国際原子力機関が、イランによる核合意内の全責務の遵守の事実を繰り返し強調してきたにもかかわらず、アメリカは2018年5月、一方的かつ違法に核合意から離脱し、イランに最大限の圧力をかける方針を打ち出しました。
バイデン政権当局者は、米国によるこれまでの最大限の圧力政策の失敗を繰り返し認めてきたものの、これまでのところ、核合意復帰に必要な措置の実施を渋っています。
アメリカ政府は、「双方が核合意に復帰した場合にのみ、対イラン制裁を解除する用意がある」と表明しています。
しかしアメリカのこうした主張の一方で、イランの責務履行の事実はある程度検証可能ですが、米国の制裁解除を検証確認するには少なくとも3〜6か月かかります。
イランは責任を果たす国として、「米国が核合意に違反した国であることを考えると、制裁を解除して核合意に復帰するべきなのはアメリカ側であり、米国の責務実施を検証確認する必要がある」と表明しています。
もっとも、イラン側は、米国の核合意復帰を急がせたり、固執する意向はないことを強調しています。
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