イラン外務省が、駐イラン・ロシア大使を召喚
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、ロシアのレヴァン・ジャガリアン(Levan Jagarian)駐イラン大使
イランに駐在するロシア大使が、公表された物議をかもす写真についての説明のため、イラン外務省に召喚されました。
ファールス通信によりますと、ロシアのレヴァン・ジャガリアン(Levan Jagarian)駐イラン大使は12日木曜、公表された写真についての説明のため、イラン外務省のハギーギヤーン大臣補佐官兼ユーラシア局長から召喚されました。
ジャガリアン大使はこの面会で、「この写真を公表した意図は、第二次世界大戦中にナチス軍に対抗したロシアとイギリスの同盟を単純に思い返したものであって、その裏側に反イラン的な動機は全く潜んでいない」と説明しました。
同大使は、イランとロシアの戦略的関係および親密な友好親善関係を強調した上で、「この写真の公開が原因で、友好国イランの人々に誤解や不快感がもたらしたことを遺憾に思う」と述べました。
この面会ではさらに、偉大なイラン国民がイスラム革命後の42年間、その献身と歴史的な抵抗により手にした独立を注意深く真剣に維持し、ひとつの大国として、諸外国との関係を国家の尊厳にもとづいて取り決めることを、繰り返し示してきたことが強調されました。
イラン外務省の情報筋はさらに、イギリスのサイモン・シャークリフ(Simon Shercliff)駐イラン大使も説明のために外務省へ召喚されることを明らかにしています。
今月着任したばかりのシャークリフ大使は、在イラン・ロシア大使館を訪問して、第二次世界大戦中にフランクリン・ルーズベルト米大統領、ウィンストン・チャーチル英首相、ヨシフ・スターリン・ソ連最高指導者がイランへの通達・調整なく実施したテヘラン会談において写真を撮ったまさにその場所で、ロシア大使と記念撮影を行いました。
この写真は、1943年に撮影された、イギリス、アメリカ、ソ連の各首脳が一堂に会した古い写真を思い起こさせるように取られていました。
在イラン・ロシア大使館は12日木曜、ツイッターにおいて、イランに駐在するロシア・イギリス両国大使の面会時の写真公表がマイナスの反響を呼んだことについて反応を示し、謝罪しました。
ロシア・イギリス大使の面会時のものとして公表されたこの写真は、一部のインターネットユーザーに、第二次世界大戦中のアメリカ・ソ連・イギリス各首脳の面会時の写真を暗示させるものとして受け止められ、イラン関係者はこれに対し、深刻な反応を示していました。
イラン国会のガーリーバーフ議長は、このような行いを外交儀礼から外れたものだとして、公式謝罪を求めました。
ザリーフ外相もツイッターにおいて、「2021年8月は、(連合軍がイラン進駐を行った)1941年8月でも、(連合軍首脳がテヘランで会談を行った)1943年12月でもないことを、私は皆に言っておかなくてはならない」としました。
また続けて、「イランの人々は核合意協議の中などで、自分たちの運命が決して、諸外国の大使館や国外勢力の決定には基づかないことを示して見せた」と指摘しました。
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