8月 18, 2021 14:33 Asia/Tokyo

イラン全国が、シーア派の追悼儀式タースーアーの日に際し、至る所が黒の旗や幟などで装飾され、追悼ムード一色となっています。

18日水曜は、イスラム暦1443年モハッラム月9日のタースーアー(アラビア語で数字の9の意)の日に当たり、翌日のシーア派3代目イマームホサインの殉教日・アーシュラーの前日とされています。

イラン全国でのイマーム・ホサインの追悼行事は、タースーアーとアーシュラーの2日間にわたり実施され、参加者らがこの偉人とその忠実な教友に追慕の念をはせます。

もっとも、イラン全国のモスクやそのほかの宗教施設は、今年も昨年に続いて新型コロナウイルスの感染拡大のため、この追悼行事を屋外空間にて、しかも衛生プロトコルを遵守した上で開催しています。

イマーム・ホサインとその教友らは当時の暴君だった、ウマイヤ朝の為政者ヤズィードの圧制に対抗するため蜂起しましたが、西暦680年に当たるイスラム暦61年モハッラム月10日に、ヤズィード軍の手にかかり、イラク・カルバラーの地で殉教しました。

この痛ましい出来事は、その発生から1400年近くが経過した現在も決してその重要性や位置づけは色あせることなく、時代が下るごとにアーシュラーのメッセージは拡大するとともに、これにちなんだ追悼行事も年毎に益々盛大に行われています。

 

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