8月 19, 2021 14:30 Asia/Tokyo

19日木曜は、イスラム暦モハッラム月10日にあたり、アラビア語で数字の10を意味するアーシュラーと呼ばれています。

イスラム暦の毎年のこの日は、シーア派3代目イマーム・ホサインが現在のイラク南部の町カルバラーにて、教友らとともに殉教した日とされています。

イスラムの預言者ムハンマドの孫にあたるイマーム・ホサインは、当時のウマイヤ朝の暴君ヤズィードに対抗して蜂起し、ごく数十人の小さな軍勢を率いて、西暦680年に当たるイスラム暦61年、わずかな数の近親者や忠実な教友らと、カルバラーの地にて57歳で非業の殉教を遂げました。

イランの人々は毎年このシーズン、特にアーシュラーとされる日およびその前日のタースーア(アラビア語で数字の9の意)の日とその夜に、モスクなどの宗教施設に参集して追悼行事を行います。

これらの日にイラン国民が実施する重要なイベントとしては、挽歌の朗吟、手で胸をたたいたり鎖の束を体に打ち付けたりしての追悼の意の表明、イマーム・ホサインと彼の異母兄弟アッバースの人物像と’位置づけに関する講演などが挙げられます。

なお、本年も昨年に続き新型コロナウイルス感染拡大のため、イラン各地のモスクなどの宗教施設は、屋外空間にて衛生プロトコル厳守の上でこの日にちなんだ儀式を実施します。

 

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