イラン最高指導者、「イスラエルも南アのアパルトヘイト政権と同様に滅亡」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「かつての南アフリカのアパルトヘイト政権が滅亡したと同様に、シオニスト政権イスラエルも滅亡するだろう」と語りました。
ハーメネイー師は18日土曜、先の東京五輪およびパラリンピックでのイランのメダリストらと会談し、イランのスポーツ界のヒーローらに謝意を示すとともに、世界のスポーツ界における一部不当なメダル獲得や上位の占有に触れ、「不当な審判に加えて賄賂、政治的問題、運動の能力を増進させるための刺激剤・興奮剤などの服用、売国行為によるメダルの獲得などがスポーツ界の不健全なヒーローの例である」と述べています。
また、「スポーツで優秀な成績を上げるとともに人間的、宗教的、精神的な価値観の具現こそ、非常に価値があるものである」とし、東京五輪と東京パラリンピックにおけるこれらの事例を挙げ、「これらの大会に出場したイランの女性アスリートは、イスラム式の女性の被り物であるヘジャーブが政治、科学、管理の分野においてと同様に、スポーツの分野においても女性の活躍を妨げないことを証明した」としました。
また、イランの女性アスリートのヘジャーブが、他のイスラム諸国の女性アスリートに道を開いており、今では10カ国以上のイスラム諸国からの女性アスリートが、ヘジャーブ着用によりスポーツ競技に参加しています。
ハーメネイー師はさらに、「スポーツ界でもシオニスト政権イスラエルを正式に認めないことは、極めて重要な問題だ」とし、「虐殺を行う冷酷で非合法なシオニスト政権は、国際的なスポーツ大会への参加により正当性を獲得しようとしており、また国際的な覇権主義者もそれを助けている。だが、スポーツ関係者やスポーツ選手らはこの問題に対して受動的であってはならない」と語りました。
そして、大会出場資格剥奪のためのシオニスト政権とその支持者の対抗措置に触れ、「スポーツ省、外務省、法的機関は、法的手段を通じてこの問題を追求し、国の選手、さらにはアルジェリアなど最近出場資格を奪われたほかのイスラム圏の選手を支援する必要がある」と述べています。
最後に、「誇り高きイランのアスリートは、メダル獲得のために犯罪に手を染めているシオニスト政権の代表と握手することはできず、試合の相手と認識することはできない」とし、「この問題には前歴がある。過去には、一部の国の選手が南アフリカのアパルトヘイト政権の代表との対戦を拒否した。その後しばらくしてその政権は消滅した。シオニスト政権も、同じような運命をたどるだろう」と結びました。
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