イラン国会議員、「韓国は各国にとって信頼できるパートナーではない」
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イランと韓国の国旗
イラン国会幹部役員会のサリーミー氏は、「韓国は、イラン資産を凍結することで、通商・経済分野において各国にとって信頼できるパートナーではないことを証明した」と述べました。
IRIB通信によりますと、サリーミー氏は、韓国国内で凍結されているイラン資産に関する韓国外相の反応について、「韓国は自らの対イラン債務未払いについて、アメリカによる制裁に言及しているが、これには何の合法性もなく、韓国はこの行為で損害を被るだろう」と述べました。
同氏は続けて、「残念ながら韓国は政治的・倫理的敗北を喫した。今日、世界各国は韓国を独立国ではなく、まるでアメリカの州のようであるとみなしているからだ」としました。
また、「韓国は活発な経済を追求しているが、遠くない将来、損害を被る」としたうえで、「韓国は自立した毅然とした決断を下すべきであり、米国の言いなりになるべきではない。そうでなければ、韓国は国際社会で弱い国としてみなされることになる」と述べました。
そして、「韓国はイラン資産の凍結において違反を犯したのだから、資産の返還のみならず、利息と凍結措置による損害も補償しなければならない」と述べました。
韓国の2つの銀行に残されたままになっている、液化ガス購入の代金としての韓国の対イラン未払い額は、合計70億ドルにも及んでおり、これはアメリカの違法な制裁を口実に、2018年9月以来未払いのままとなっています。
それ以来現在まで、イランと韓国の間ではたびたび政府関係者の往来や協議が実施されましたが、事実上何の進展も見られていません。
なお、イランは韓国からの家電製品の自国への輸入を禁止しました。
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