米誌がイラン海軍の能力を認める
米誌ナショナル・インタレストが記事の中で、西アジアにおける米軍駐留と、米軍が地域のイラン海軍と対峙していることについて考察しました。
ナショナル・インタレスト誌は、最近オマーン海で起きた米艦艇によるイランタンカーからの石油強奪の試みが失敗したことに触れ、「イランの海軍力は米海軍と対峙できる水準にある」と記しました。
つづけて、「イランは、様々な理由とくに戦略的計算から、アメリカという『大悪魔』がイランの裏庭(ペルシア湾)を去ることを許すつもりはないようにみえる。イランの核問題、経済制裁、ホルモズ海峡の船舶通過をはじめとする両国間の問題は、西アジアにおいてアメリカが駐留する理由となってきた。イランはホルモズ海峡での国益が確保されないならば、同海峡を封鎖すると何度も警告してきた。一方で、米海軍は西アジアにおける出来事をコントロールするための努力として、今日まで地域に戦力をおいてきた。米空母7隻のうち2隻はペルシア湾に常駐しており、残りは世界各地に配備されてている。イランは、アメリカが撤退したいと思っている舞台に留まらせることに成功したようにみえる。イランはことを軽量な海軍力と安いコストで成し遂げたのだ。これにより、イランは、世界の超大国・アメリカに望まない事柄のために莫大な費用をかけさせ、その他の紛争に参加するための資金源を枯渇させた」としました。
この記事の執筆者は、イランは地対空ミサイルや高速艇などの軽量兵器を使用することで、自らの能力を誇示でき、このような行動が米海軍を危険に晒すと考えています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj