「抵抗、敵に追従しないこと、イスラムや革命のアイデンティティの保持が、イランの国民と体制の力の要素」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、抵抗、敵に追従しないこと、イスラムと革命のアイデンティティの保持が、イランの国民とイスラム体制の力の主な要因だとしました。
ハーメネイー師は、1982年のイランイラク戦争時、イラクのサッダームフセイン軍によって占領されたホッラムシャフルの解放記念日のイラン暦ホルダード月3日にあたる23日月曜朝、イマームホセイン大学の卒業式で、覇権主義者はイラン国民の抵抗に苛立っていると強調し、「覇権主義陣営は、この38年、イスラム革命を失敗させるためにさまざまな陰謀や手段を利用したが、それを実現できなかった」と語りました。
さらに、イスラム体制と覇権主義陣営の現在の問題は、“追従”にあるとし、「彼らは、自分たちの傭兵、政治、経済、文化、プロパガンダ面での努力、圧力、あらゆる手段を用い、イスラム体制を屈服、追従させようとしたが、覇権主義者がイラン国民に強い苛立を抱いているのは、国民が彼らに追従しようとしないためだ」と語りました。
ハーメネイー師は、イラン国民が覇権主義者の理不尽な言葉に屈しないのは、イデオロギー、つまり、イスラムの思想のためだとしました。
また、核エネルギー、ミサイル能力、人権といった問題は口実にされているとし、「こうした敵対や口実探しの主な原因は、覇権主義者に追従しないことにある」と強調しました。
ハーメネイー師は、「最近、イランのミサイル能力に関して大きな騒ぎが起こされたが、こうした騒ぎが影響を及ぼすことはなく、彼らには何もできないことを知るべきだ」と強調しました。
さらに、アメリカと覇権主義陣営のイラン国民に対する矛盾した知識が、彼らの誤った目算の原因になっているとし、「とはいえ彼らは、影響力を及ぼすことへの希望を失っていない。このような状況の中で、革命防衛隊をはじめとするイラン国民とイスラム体制を思う全ての人は、重大な責務を背負っている」と語りました。
また、賢明かつ正しい行動と深い啓蒙を、主な責務として挙げ、「敵の影響力に対する全ての者の責務は、抵抗である」と強調しました。