イラン大統領、「犯罪者たるトランプ氏は裁かれ、報復として殺されるべき」
(last modified Mon, 03 Jan 2022 18:35:03 GMT )
1月 04, 2022 03:35 Asia/Tokyo

ライースィー・イラン大統領が、「トランプ前米大統領は、わが国の故ソレイマーニー司令官をテロ暗殺した主犯格および殺人犯として、法の下に裁かれ、報復として殺されるべきである」と語りました。

IRIB通信によりますと、ライースィー大統領はテヘランでの故ソレイマーニー司令官殉教2周年記念式典において、「ソレイマーニー司令官は、イラク首相が正式に招待していた国賓だった。アメリカはイラクの国家主権を侵害したとともに、1つの国民を殺めたことになる」と述べています。

また、「トランプ前米大統領、ポンペオ前米国務長官、およびその他の犯罪者の公正な裁判のメカニズムが裁判所にて公正に整えられ、彼らの恐ろしい犯罪が審理され、その破廉恥な行為が罰せられれば素晴らしい。そうでなければ、必ずや共同体の復讐の手が彼らに及ぶことを覚悟しておくべきだ」としました。

さらに、イラン司法府のモフセニーエジェイ長官も、「イランの外務省、政府、並びに司法府は、故ソレイマーニー司令官のテロ暗殺犯らの訴追のため、あらゆる法的な可能性を行使すべきだ」と語っています。

2022年1月3日は、イランイスラム革命防衛隊ゴッズ部隊の司令官だった故ガーセム・ソレイマーニー氏が、米政府によりテロ暗殺され殉教してから2周年に当たります。

2020年1月3日未明、テロとの戦いの偉大な指揮官の1人を暗殺するという、米国政府の犯罪のニュースが報道されました。米国政府は、イラク首都バグダッド空港近辺にて、ソレイマーニー司令官を、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官を含む、ほか複数名の同行者らとともに暗殺しました。