1月 20, 2022 18:09 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、シオニスト政権イスラエル首脳陣が被占領地パレスチナで行う恐ろしい犯罪について言及し、「安保理は、イスラエル政権にパレスチナ占領を止めさせアラブ人の領土とするように迫るべきだ」と強調しました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は現地時間19日水曜、パレスチナに関する安保理会合において、イスラエル首脳陣が被占領地パレスチナで行っている戦争犯罪や、身を守る手段のない無防備なパレスチナ人への恐ろしい反人道的行為などについて言及し、「これらの犯罪の首謀者は、公正な裁きに委ねられるべきだ」と述べました。

続けて、「占領下にあるパレスチナの状況は、依然として悪化しており、国際的な平和や安全にとっての脅威となっている」と指摘しました。

さらに、2021年もシオニスト政権が、パレスチナの人々に対して女性や子どもを含む無辜の市民の殺害、財産の没収、住居の破壊・占拠および立ち退きの強制などを行うことで、拡張主義的な圧制政策と著しい組織的人権侵害を含む違法な犯罪をパレスチナ領土で継続していると説明し、「2021年の間に、341人のパレスチナ人が殺害されたほか、1万7893人が負傷した」としました。

また、シオニスト政権が組織的にパレスチナ人の子どもたちを殺害しているとして、「2021年にパレスチナで殺害された子どもは86人となり、2014年以降で最多となった」としました。

そのうえで、「これらの犯罪行為は、パレスチナの人々が持つ自決に対する明白な権利を無きものにしようという目的で行われている」と強調しました。

一方、シオニスト政権が行うシリア領土侵略の継続や地域での悪事についても触れ、「イスラエル政権は、シリアの主権や領土保全を継続的に侵害し、また他の地域諸国に対しても力を用い明白な脅威となることで、情勢不安を扇動する悪意に満ちた行いを地域で続けている」と述べました。

そして、「イランは、地域の平和・安全への明白な脅威となっているこのようなイスラエル政権の悪意ある政策や情勢不安を呼ぶ行動を、可能な限り激しく非難する」としました。

 


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