ウィーン協議が継続、米ホワイトハウス「協議は重要な段階に到達」
(last modified Thu, 10 Feb 2022 10:15:50 GMT )
2月 10, 2022 19:15 Asia/Tokyo
  • ウィーン協議
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米による違法かつ一方的な対イラン制裁解除を目指す、イランと4+1(英独仏露中)の協議の新ラウンドがオーストリア・ウィーンで開催されたと同時に、米・ホワイトハウスのサキ報道官は、「ウィーン協議は重要な段階に到達している」と発表しました。

ウィーン協議の第8回ラウンドは、必要な政治的決定のため一時中止されたあと、8日火曜に再開されています。
イルナー通信によりますと、サキ報道官は、日本時間10日木曜未明、記者会見の中で、核合意への復帰や責任不履行の補償に関するアメリカの約束に触れず、「責務履行への相互復帰に関するイランとの協議は、現在重要な段階に到達している」と述べました。
また、「今後数週間以内に合意が得られなければ、イランの核分野の発展により核合意への復帰は不可能となるだろう」としました。
これ以前にも、米国務省のプライス報道官は、ウィーン協議での核合意復活のための機会の窓は閉じられつつある、と主張しています。

イランはこれまで再三、核合意に違反したのがアメリカであるから、同国がまず制裁を解除し合意に戻るべきであり、また同国による責務履行は検証確認される必要がある、と発表しています。

 


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