イランが、ウクライナ危機の政治的解決策の追求を強調

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、ウクライナ危機の政治的解決策の追求を要請しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、ICRC赤十字国際委員会のペーター・マウラー総裁と電話会談し、「戦争は解決策ではない」と述べています。

また、イエメンやアフガニスタンでの人道状況は困難であるとし、これらの国に人道支援を送ることで、その国民の痛みや苦しみを和らげるよう求めました。

一方のマウラー総裁もこの電話会談において、交戦中のロシアおよびウクライナの政府当局と人道支援物資の送付、戦士した兵士らの遺体の交換、捕虜となった戦士との面会などの問題について話し合いを行ったとし、「ウクライナでの状況は、依然として危機的で困難である」と述べました。

また、ＩＣＲＣとのイラン赤新月社の協力を歓迎し、イエメンやアフガンへの人道支援の輸送を強調すると共に、アフガンへの支援、特にアフガン難民の受け入れに対し、イランに感謝しました。

この電話会談で、両者はさらに、イラン赤新月社とＩＣＲＣの救援・医療チームが難民らへの支援提供のためウクライナ国境地帯に配備されることで合意しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。