イランとIAEAが共同声明発表、「イラン原子力庁との協力を強化」
3月 06, 2022 16:44 Asia/Tokyo
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エスラーミー・イラン原子力庁長官とIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
イラン原子力庁とIAEA国際原子力機関が、問題解決を目標として、両者の間で協力と対話を早急に進めて強化することで合意しました。
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長は5日土曜、テヘランにおいてイランのモフベル第1副大統領、エスラーミー原子力庁長官、アミールアブドッラーヒヤーン外相らの政府高官と会談しました。
グロッシ事務局長のイラン訪問は、オーストリア・ウィーンでアメリカの制裁解除を目的としたイランと4+1グループによる協議の第8回ラウンドが実施される中、行われています。
グロッシ氏の今回のイラン訪問は、イランでのライースィー政権の発足以降で3回目となります。
イルナー通信によりますと、大統領顧問でもあるエスラーミー長官はグロッシ事務局長とともに同日午後、会談の終わりに際して共同声明を出しました。
この声明によりますと、イラン原子力庁とIAEAは、イランが問題への対処していないとされる3か所に関しIAEAの提示した一連の質問について、遅くとも今月20日までに原子力庁が文書での説明を、補足関連資料を付けて同機関に提出することで合意したということです。
また、IAEAはこの文書説明と資料の受領から2週間以内にその情報を精査し、それに関したあらゆる質問をイラン原子力庁に示すことも決められています。
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