イラン外相「対ロシア関係拡大は重要」、露外相「ウィーン協議は大詰め」

アミールアブドッラーヒヤーン･イラン外相がロシア･モスクワにて同国のラブロフ外相と会談し、「国際情勢にとらわれず、イランにとって対ロシア関係の拡大は重要である」とし、ラブロフ氏も核合意復活を目指すオーストリア･ウィーン協議が大詰めを迎えていることを明らかにしました。

ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は１５日火曜正午、ラブロフ外相との会談のため、代表団を率いてモスクワ入りしました。

この会談で、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、モスクワ訪問に喜びの意を示すとともに、「我々は、対イラン制裁解除を目指す合意成立に近づくための支援に関する、ウィーンでのロシア協議団の建設的な努力に謝意を表明する」と語っています。

また、「本日１５日は、ウクライナやアフガニスタン、イエメン、シリア、パレスチナでの情勢やそのほかの国際問題に関して協議する重要な機会だ｣と述べました。

一方、ラブロフ外相もこの会談で、「ウィーン協議は大詰めを迎えている」とし、「わが国とイランの通商関係は記録を更新し、昨年は80％増大した」としています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はモスクワ入りした際、「ウクライナ、アフガン、イエメンなど世界のそのほかの地域のいずれで起きた戦争も、我々は非難する」とし、「イランは、ウクライナ問題の政治的な解決策にフォーカスしている」と語りました。

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