「イスラムの目覚め」国際フォーラム事務局長;「団結してサウジの行動に対抗すべき」
「イスラムの目覚め」国際フォーラムのヴェラーヤティ事務局長が、1日に抑圧民81人を処刑するというサウジアラビアの犯罪を非難し、人道に反する同国のこの行動に対抗すべく、イスラム教徒とイスラム世界の団結を求めました。
サウジアラビア内務省は今月12日、同国内での人権侵害を続行する中、同日1日だけで81人を処刑しました。
今回処刑されたこれらの死刑囚の中には、サウジ東部カティーフに居住しこれまでにサウジ政府より様々な口実で収監されていた、41人のシーア派教徒の若者も含まれています。
サウジ政府は毎年、言論の自由への対抗を目的に、テロ対策を口実としてサウード王家の反対派の多くを、厳罰や死刑に処しています。
ヴェラーヤティ事務局長は17日木曜、声明を発表し、シーア派の若者を含むイスラム教徒や抑圧民の処刑という、サウジ政府の最近のこの犯罪を非難するともに、「この犯罪の首謀者や実行者はいくら人権擁護を主張していても、世界で他者に隷属しない自由や真理を求める人々に非難されるべき存在であり、彼らが事実に反する虚偽のプロパガンダを行うもう1つの理由となる」と語りました。
そして、今回の行動のほか、シリア、パレスチナ、レバノン、イエメン、アフガニスタン、イラクなど、地域のイスラム圏の諸国民に対する、圧政的で大規模なほかの犯罪に対し、国際社会やいわゆる人権機関が沈黙していることに触れ、「地域のイスラム諸国を弱体化させるための覇権主義者の支援とお膳立てによって発生したこれらすべての犯罪にもかかわらず、国際機関やいわゆる人権機関が沈黙していることは、サウジでの公然とした殺戮を含む日増しの犯罪や人権侵害の温床となるもので、強く非難されなければならない」と強調しています。