タイのイスラム教徒が慕う17世紀のイラン人移民
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17世紀にタイにイスラム教を伝えたとされるイラン人学者・大商人のシェイフ・アフマド・ゴミーは、今もタイのイスラム教徒から敬愛されています。
(last modified 2026-03-02T13:42:05+00:00 )
3月 31, 2022 15:32 Asia/Tokyo
  • 、シェイフ・アフマド・ゴミー墓
    、シェイフ・アフマド・ゴミー墓

17世紀にタイにイスラム教を伝えたとされるイラン人学者・大商人のシェイフ・アフマド・ゴミーは、今もタイのイスラム教徒から敬愛されています。

IRIB通信によりますと、シェイフ・アフマド・ゴミーは17世紀初頭、現在のイラン中部ゴムから、当時シャム王国と呼ばれていたタイにイスラム教を伝えました。

タイ国内にいるシェイフ・アフマド・ゴミーの子孫は350年を経た今、姓の語尾に「ブーナーク」という当時のシャム王の通称を含むことで知られ、政治・社会において高い地位にあり、人々から尊敬されています。

シェイフ・アフマド・ゴミーの墓は、首都バンコクから北に85キロ行ったアユタヤ市のラチャパット大学の構内にあり、仏教徒・イスラム教徒双方の参詣所として、同国の高官や名士、人々に尊敬されています。

バンコクでIRIB通信記者のインタビューに応じたタイのイスラム教徒の若者、モハンマド・セイエドさんは、自身やその他のタイ人がイスラム教徒であることは、シェイフ・アフマド・ゴミーに負うところが大きいと語ります。

また、この傑出したイラン人学者の豊かな学識や聡明さについて、「学術能力の高さと複数の言語に堪能だったことで、すぐにシャムの国王の目に留まり、王族の婿として迎え入れられ、その一員となった」としています。

このシーア派教徒の若者はさらに、シェイフ・アフマド・ゴミーの尽力によるシャム王国へのイスラム伝来の歴史に触れ、「彼は宰相の地位に就き、王から最高位の勲章を受け、国の統治と政治上の重要な決定において欠かせない一員として王を助け、『偉大な人間』という異名でも知られることになった」と語ります。

そして、「イスラム法学の権威でもあったシェイフ・アフマド・ゴミーは、タイの財相や外相を務めた後、行政府の最高位であるシェイホル・エスラームの地位に就いた」ということです。

タイ・シーア派協会の統計によると、同国のイスラム教徒の数はスンニー派・シーア派あわせて、最大の宗教グループを形成しており、その数は増えつつあります。タイのムスリム人口は過去10年で5%から約10%(タイの総人口7000万人中の700万人)に増えています。

 


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