イラン政府報道官、「国益を守り抜くためウィーン協議では譲歩せず」
(last modified Sun, 01 May 2022 11:54:05 GMT )
May 01, 2022 20:54 Asia/Tokyo
  • イラン政府のバハドリジャフロミー報道官
    イラン政府のバハドリジャフロミー報道官

イラン政府のバハドリジャフロミー報道官は、「イランは自らの国益を守り抜くため、ウィーン協議で譲歩することはない」と述べました。

バハドリジャフロミー報道官は1日日曜、イルナー通信の取材に対し、アメリカがウィーン協議は決裂したと表明したことについて、「ウィーン協議は、イランにとって他の国際問題と並ぶテーマのひとつだ」と述べました。

その上で、「イランは自らの国益、つまり核の権利を維持しながら国民の経済的権利を守り抜くため、国際的な外交交渉の場では決して譲歩せず、真剣に問題を追求していく」としました。

対イラン制裁解除をめざすオーストリア・ウィーン協議の第8ラウンドは、昨年12月27日に始まり、今年3月11日、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表による提案で、各国代表団が本国と相談するため一時休止に入りました。

それから今日に至るまで、参加各国は協議における進展と対立点の減少について語ってきましたが、核合意順守の保証問題と個人・法人の制裁対象リストからの除外などが、核合意に違反したアメリカが依然として政治的決断を下すことができていない問題として残っています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem