「国際博物館の日」;外国人観光客の間でイランの古い歴史が評判
ICOM国際博物館会議は、毎年5月18日を「国際博物館の日」および、文化遺産の日に制定しています。
今年開催される第26回ICOMチェコ・プラハ大会2022のメインテーマは 博物館の力 (The Power of Museums)とされています。
イランは豊かな悠久の文化を持つことから、魅力的な数多くの博物館が存在しており、その多くはテヘランのほか、北西部・東アーザルバーイジャーン州の中心都市タブリーズにあります。
国際通信イランプレスの記者はこの日に当たり、イラン北西部タブリーズにあるアゼルバイジャン博物館や鉄器時代博物館、市立博物館など、複数の重要な博物館にて、外国人観光客らを取材しました。
フランスからやってきた観光客の男性は、アゼルバイジャン博物館の見学の傍ら、イランプレスの取材に対し、「この博物館の収蔵品は、イランの悠久の歴史を物語っている。この博物館の見学は私にとって非常に魅力的であり、非常に多くのことを学ばせてくれる。それは、イランの歴史をよく知り、原始時代の人類や彼らが使用していた道具について、詳細な情報を得たからだ」と語っています。
また、東アーザルバーイジャーン州にて観光業の分野で活動するアリーザーデ氏もイランプレスの取材に対し、イラン国内ではテヘランに次いで博物館が多いのはタブリーズであるとし、「世界は、すべての諸国民が持つ慣行や文化、伝統に基づき成立しており、わけても博物館は各国の伝統や歴史、文化を見事に具現する最も重要な拠点だ」と述べました。
イランの歴史をよりよく知ろうと、タブリーズを訪れたイタリア人観光客のある男性も、イランプレス記者に対し、「イランは非常に豊かな歴史を有している。いくつもの博物館を見学して、イランの歴史に触れられる機会ができて嬉しい」と語りました。